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ここ食堂では、ウィリアムズ症候群の「食」についてのよくある悩みや特徴についてまとめてみたいと思います。

「食」の悩みとして、まず最初に訪れることが多いのが「哺乳困難」です。
 
映画のワンシーンのような、生まれて間もない赤ちゃんに、陽だまりの中で、リクライニングシートに腰掛けて、見つめ合いながらミルクをあげるなんていうことは、ありませんでした。
​とにかく飲まない、飲まない。何が嫌なのかわからないけど飲まない。
通常は、生まれて間もない赤ちゃんは、3時間おきに授乳したりすることが一般的ですが、とんでもない。3時間おきなんて夢のまた夢の話でした。
本人も「好きで」飲まないわけじゃなくて、「飲めない」理由があったのでしょうが、一回の授乳でお腹が満たされないものだから、ずーっと泣き喚いていました。
一回の授乳量が200mlくらい飲んで欲しいと調乳しても、15mlくらいで飲むのをやめたりして、もったいないけど、しこたまミルクを捨てていました。
そんな中、色々と工夫をしてみたこともあります。
 
②バランスボールミルク
最終的に一番効果的だったのが、​この作戦です。
ウィリアムズ症候群の子特有の「揺れ好き」という特徴を生かしたもので、ただ抱っこしてバランスボールに乗ってミルクをあげるというだけのものです。
四つん這いになって前後に揺れたり、お座りした状態で前後に揺れたり、理由はわかりませんがウィリアムズ症候群の子は揺れるのが大好き(なことが多い)です。もちろん揺らし過ぎは注意ですが、ミルクをあげる側もバランスボールで揺れているので、子供にも大きな負担は​かかりづらいかと思います。試してみる価値ありです。
①哺乳瓶の乳首の部分の種類を変えてみる
ウィリアムズ症候群の子は「感覚過敏」が特徴であることが多々あるようだと聞いていましたので、本人にしかわからない「相性」みたいなものがあるのかなと思い試してみました。口腔内の感覚が過敏だと、相性はありかもしれません。これは一定の効果があったり、なかったりでしたが、一時期キッチンが博物館開けるくらい乳首だらけになりました。

​食堂

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